実技試験で押さえるべきポイントは声掛け
私の場合は介護福祉士試験の前に技術講習会を受けていますので、介護福祉士の実技試験は免除でした。
ですので、実技試験に関しては同僚の体験を元にして紹介していきたいと思います!
声掛け・安全確認を忘れずに!
介護福祉士試験を受けている同僚の実技試験の日程が近づいてきました。
予行演習に付き合いつつ、私が技術講習で習ったことを少しレクチャーしたりもしました。
経験者として私がアドバイスできることは、とにかく、
- 声かけ
- 安全確認
だけは万全に!ということです。
あとは私のようにテンパったりせず、落ち着いて丁寧にやれば、きっと大丈夫なはずです。
関西の場合
筆記試験は京都で受けますが、京都には実技試験が行われる会場はありません。
なので、大阪会場であるインテックス大阪まで行かなくてはなりません。
実技試験の当日
当日、朝早く家を出る同僚に「落ち着いてがんばってね、声かけこまめにね」と応援メールを送っているうちに、なんだか私まで緊張してきました。
実技試験は、課題の総得点(100点)の60%を基準として、課題の難易度で補正した点数以上の者が合格者となります。
携帯、スマホは使えない
私が実際受けたわけではないので、ネットで得た情報や知人談からですが、試験会場に到着したら、受け付けと同時にまず携帯電話の回収が行われるそうです。
これは問題の漏洩を防ぐためのもので、午前中に実技を終えた方も別室に移動させられ、午後の受験者が待機場所に入るまでは帰宅させてもらえません。
参考までに、
第25回の実技試験は「全盲の利用者を居室から食堂まで誘導し、食事の内容を説明する」というものだったようです。
試験の流れ
実技試験を受ける際は、待機場所から控え室に呼ばれ、課題の問題用紙が配られます。
そこで10分程度の時間が与えられますので、自分の頭の中で課題をシュミレーションするのです。
技術講習の修了試験も同様の流れでしたが、この控え室での待機時間が一番緊張しますね。
試験室内には、
- 試験官
- 試験補佐官
- 利用者役
の方がおられます。
制限時間もありますし、とにかく緊張しますが、いつも通りに丁寧に。
時間内に終えられなかったり、間違いに気づいてやり直すことになっても、とにかくチェックポイントさえ押さえて丁寧な介助をしていれば大丈夫とのことでした。
不合格になる理由
実際の現場で行われている介護技術が、試験で求められるものと一致しないこともあるようです。
ベテランのワーカーの方が頑なに自分のやりかたを通そうとした結果、なかなか合格にならなかったということもあるそうです。
ベテランの方も、過去問を確認して、ここは基本に忠実な介助を行われた方が賢明のようです。
無言で動作を行っていた結果
私の知人で、筆記は毎回合格するものの、実技で連続不合格になっている人がいました。
話を聞いていても介助方法に特に大きな問題点は見当たらず、答えを確認してみても間違いはなかったということでした。
なのになぜ毎回不合格になるのかわからない…
と嘆いておられましたが、よく聞いてみれば、原因は何となく察しがつきました。
彼女は最初から最後まで、ほとんど無言で動作を行っていたとのこと。
必要最低限の声かけしか行っていなかったので、どこに行って何をするという説明も、同意を求めることも一切していなかったのです。
これだけでも「声かけをするという事がいかに大切でポイントが高いか」ということが理解できると思います。
ただ声かけだけしていても、行動が言葉とチグハグでは駄目ですけれど、あたたかい声かけや表情やしぐさで、丁寧に利用者さんと関わって、より良いコミュニケーションが築けるよう、努力していきたいものです。
不安な人は動画で予習しよう!
大変に便利な世の中になったもので、介護福祉士の実技試験の動画についてはYouTubeに大量にアップロードされています。
もちろん無料で見られるので、試験前には毎日のように見て、予習とイメージトレーニングを行いましょう。
「声掛け」に関しても、どのタイミングで行えば良いのか?という専門的な動画も多数あります。
動画を活用した方としなかった方では、合格率にかなり影響が出ているのではないか?
と個人的には感じております。
服装について
実技試験に臨む時の服装は、やはり普段仕事をしている時と同じ服装が望ましいと思います。
それが、少しでも緊張感を減らすコツでもあります。
普段、動きやすい服装にエプロンを付けるだけの方は、そこまで悩まないと思いますが、職場によっては統一されたユニフォームを着てお仕事されている方もいると思います。
その際に、自宅から試験会場までユニフォームで行くのは、やはり抵抗ありますよね。
試験会場には更衣室が用意されている場合とそうでない場合があるので、服装で悩んでいる方は、事前に確認しておくことが必須です。
靴に関して
靴も洋服と同じで、普段履きなれているものが良いですね。
一つアドバイスするなら、紐付きのスニーカーよりも、紐なしの方がリスクが少ないということです。
もし実技試験本番で、靴紐がほどけてしまったら、あなたは冷静に対処することができますか?
ほどけているのに気づいてしまって、そちらに気を取られてしまったら、思いがけないミスにつながります。
これは普段の仕事中でも気を使うべきことだと思うので、私は普段の介助の時から紐なしスニーカーを履いていますよ!
次は「合格発表(介護福祉士)」です。