親の介護や私なりのアドバイス

私の介護福祉士受験まとめ

介護福祉士試験に無事に合格できたわけですが、私がそもそも介護業界に入った理由は「病気の親の介護」に対する心配が根底にありました。

 

ヘルパー2級を取得すると決意してから、介護福祉士になるまで数年間が経過し、その頃には親の病状(癌)は悪い方へ進んでいました。

 

親の介護という当初の目的

私が介護福祉士になれた頃には、親の癌は進行してしまい、食べ物はおろか水分も経口摂取できない状態でした。

 

緩和ケア病棟に移り、個室でゆったりとは過ごしていましたが、痩せ細って頬がこけ、昨年の年末頃のまだ元気だった姿は見るかげもありません。
一度は退院が決まり、在宅で介護をすることになっていたのですが、退院予定日の5日前に急変しました。

 

緩和ケア病棟の父の担当の看護師さんは、誠心誠意良くしてくださり、最期の看取りまで立ち会ってくださいました。

 

「すぐに来てください」という病院からの電話も、夜中の連絡だったため、私たち家族は、あと少しのところで間に合いませんでした。

 

私ができたことといえば、乾燥する口内の不快を訴える父に、

  • 濡らしたスポンジブラシで口腔ケアをしてあげること
  • 体位交換をしてあげること

くらいでした。
それでも、介護士として働いている姿を少しは見てもらうことができました。

 

介護士として父の看病

 

父と娘

衰弱し次第に話もできなくなっていく父の気持ちに、どの程度寄り添ってあげることができたのか、今もまったくわかりません。

 

ただ、介護の仕事をしていなかったら、もっと何もできなかっただろうし、もっと感情的になって取り乱していたかもしれません。

 

こうして考えたところで答えが出るものでもありませんが、それが、父が私に残してくれた宿題だと受け止めて、真摯に向かいあっていけたらと思っています。

 

介護の現場にようこそ

ここからは、これから介護現場で働く方や、まだ初心者の方へのメッセージ!

 

介護サービスを利用する方は十人十色、百人百色です。
すべてがマニュアル通りに行く筈もありません。

 

安全でありさえすれば、ご本人の癖ややり方を尊重し、それに合わせて介助方法を変えるということもしばしばあります。
ともかく教科書通りにはいかないのが現場だと思います。

 

それが楽しいし、人生の大先輩の方と関わる現場にいると、私などまだまだ未熟者、若輩者だと感じることばかりで、自然とほっこりします。

 

生き方について教えてくださる方が身近にいるというのは、本当に心強いものなのです。
低賃金だし身体はきついし、何かと気苦労もありますが、それでも他の仕事では決して味わうことのできない、人のあたたかさや温もりや悲しさを間近に感じられる仕事です。

 

自分が人によって生かされているんだと実感できる、すばらしい仕事だと思っています。

 

にも関わらず、介護施設は増えていくのに、どこも相変わらずの慢性的な人手不足が続いています。
介護の必要な高齢の方々が、皆、より充実した手厚い介護が受けられるように。

 

介護職に就き、介護福祉士を目指される方が、もっともっと増えてくれますように、と心から、切に願ってやみません。

 

 

実務者研修が始まりました!

私が技術者講習会カテゴリーで書いてきたことは、少し古い情報となってしまいます。

 

といいますのも、何度も文中で書いてきた通り、従来の受験システムが第27回の介護福祉士試験をもって終了してしまったからです。

 

実務経験ルートで介護福祉士を受験するすべての人が、今後『実務者研修』を受けることが必須となってきます。

 

そして、これを受講する人は実技試験が免除になるので、そうなると『技術講習』ももう過去のものとなってしまうわけです。

 

受講時間

実務者研修はトータル450時間の研修を受ける必要があり、なかなか大変です。

 

過去に介護職員基礎研修や初任者研修(旧ヘルパー2級講習)を修了している方に関しては、時間数や料金がやや免除となります。

 

それでも初任者研修修了者で320時間の受講が必要です。

 

費用は?

料金に関しては、スクールによってまちまちですが、だいたい15万円前後はかかるようです。
ちなみに、私がかつてヘルパー2級講座を受講したニチイでは、無資格からの実務者研修だと20万はかかるとのことでした。

 

私からのアドバイス

仕事をしながらの通信(自宅学習)+9日間ほどのスクーリングは、かなり負担になるので、これから介護職に就こうと思う方は、仕事を見つける前の時間のあるうちに受講されては?
と進めているスクールもあります。

 

ですが、私はまず現場を経験されてから実務者研修を受講する方が良いと思います。
まったく白紙の状態で教えてもらっても、正直ピンと来ないんじゃないかなと思うのです。

 

また、実務者研修の前に初任者研修を受けておく方がベターだと思います。

  1. 初任者研修
  2. 就職
  3. 実務者研修

という順番ですね。

 

現場での介護をイメージしながら学ぶ方が理解も早いし、新たな発見や改善点も見つかり、明日の仕事に直結しやすいと思います!