周囲のスタッフから頼られるサ責とは?

ケアマネから頼られるサービス提供責任者になる為に

訪問介護事業所が介護サービスを受注する時は、通常ケアマネから依頼されることから始まります。

 

しかし、「難しいケースの依頼で対応が難しいのに、件数を稼がなくてはいけないので引き受けざるをえないジレンマ」など悩みもあります。

 

そのジレンマを克服し、サ責が属する訪問介護事業者が、ケアマネジャーから信頼されて仕事を割り振ってもらう為に必要なことは何でしょうか?

 

  1. ケアマネとの信頼関係を築くことが新規依頼につながる
  2. 難しい条件の依頼はお断りしてる事業所が多い
  3. サ責は訪問介護以外のサービスのことまで視野に入れる

という3つの流れでまとめました!

 

(1)ケアマネとの信頼関係を築くことが新規依頼につながる

介護サービス利用者には選択の自由があり、訪問介護サービスを利用したいと思った時に、好きな事業所を自分で選ぶことができます。

 

しかし、現実は利用者だけの判断で事業所を選ぶことは非常に難しく、担当のケアマネと相談しながら事業所を選ぶのが普通です。

 

利用者はケアマネに相談して決める

 

なので実際は、

  • ケアマネジャーが信頼している事業所
  • またはケアマネ自身が所属している事業所

が選ばれることが多いです。
つまり事業者が選ばれるかそうでないかはケアマネ次第と言っても過言ではありません。

 

なので、訪問介護事業所としては、ケアマネとのつながりが多い(強い)ほど、新しいケアの依頼を受けることにつながります。

 

その為には、サービス提供責任者が既存のケース等を通じてケアマネとのやりとりする過程で、信頼関係を普段から築いていくことが大切です。

 

次は、ケアマネからたまにやってくる受注が非常に困難なケースについてです。

 

(2)難しい条件の依頼はお断りしてる事業所が多い

ケアマネから依頼が来る中で、

  • 自分が属する事業所では対応が大変なケース
  • 技術的、対人援助で質の高いサービスを必要とするケース

の依頼が来ることもあります。

 

例えば、

  • ゴミ屋敷のような家からの依頼
  • アルコール依存症の人
  • 利用者自身が複雑な生活背景を抱えている方

などが挙げられます。
上記は普通のヘルパーでは対応が不可能と言っても困難が予想されるので、事業所としてお断りしてしまうのです。

 

サ責の実力があれば対応可能!

しかし、私はそのような依頼こそサービス提供責任者の腕の見せ所ではないかと思います。

 

利用者がヘルパーを受け入れケアが落ち着き軌道に乗るまでは、サービス提供責任者は何度も利用者宅に訪問して、

  • ヘルパーの意見を聞き、
  • 状況を確認し、
  • 利用者の想いを聞き、
  • ケアマネとも評価、検討したり

など大変な苦労があります。

 

しかし、諦めずにやっていくことで、利用者が心を開いてくれたり、ヘルパーがやりがいを感じられるようになったり、少しずつ変化が起こってくるのも事実です。

 

ケアマネの立てたケアプランが、最初からその利用者本人にとってそれがベストなプランであることは少ないです。

 

実際に関わっていく中で軌道修正を繰り返しながら、利用者本人が主役になって進んでいけるプランに改善させていけば良いのです。

 

サ責が諦めずに向き合っていくことで、何より利用者自身が前向きになれる一助となります。

 

難しいケースを受けることで苦労はありますが、

  • ヘルパー
  • サービス提供責任者
  • 事業所

の経験、レベルアップにつながります。

 

そしてこのように対応しやりとりしていくことで、ケアマネから頼られる事業所となっていけるのではないかと思います。

 

少し難しいくらいでいつも断っていれば、ケアマネからの依頼も除々に減っていってしまうのは避けられません。
ケアマネとの関係づくりや信頼を得ながら、人脈を広げていく努力をすることも、サービス提供責任者の役割ではないかと思います。

 

(3)サ責は訪問介護以外のサービスのことまで視野に入れる

訪問介護サービスは、ケアプランの計画の中で決められた、

  • 時間
  • 内容

でサービスの提供を行います。
ですが、利用者の日常生活は、ヘルパーがいない時間の方が多いのが当たり前です。

 

訪問介護の他にもデイサービスなどの介護保険サービスを利用されていたり、介護保険以外のサービスを利用されていることもあります。

 

つまり利用者にとっては、訪問介護は日常生活のほんの一部でしかないのです。

 

ケアマネと同じように全体像を見よう!

ケアマネージャーは介護保険のサービスをその方が利用することをきっかけに担当となり、プランを作成するのですが、その際に介護保険以外のインフォーマルのサービスや資源も視野に入れてプランを作成することになっています。

 

サービス提供責任者は、そのケアマネのプランをもとに訪問介護サービスを提供しますが、依頼内容だけでなくケアプラン全体を見て、利用者の暮らしぶりをヘルパースタッフと共有することが大切です。

 

全体像を見てスタッフと共有する

 

つまり、どういうこと?

つまり、訪問介護がそのケアプラン全体のどの部分を担っているのか?をケアマネとよく確認しておくことが大切なのです。

 

訪問介護の依頼があった時は、利用者が希望している

  • 曜日
  • 時間
  • ケア内容

はしっかりと聞こうとしますが、それが全体のどの部分を担っているのかという視点が抜けてしまいがちになります。

 

それが抜けてしまうと大きな目標がおざなりになってしまい、その場しのぎのサービスになってしまいがちです。
それだと、ヘルパーとしてのサービスは合格点かもしれませんが、サ責としてケアマネからは十分な信頼を勝ち得ないのです。

 

サ責ならば、

  • 訪問介護サービス以外にその方がどんなサービスを利用し
  • サービス以外にどんな人、もの、事柄に触れながら生活されているか

を知っておきましょう!それが新たな連携や視点を生むキッカケにもなるからです。

 

要は、サ責にとっては、ケアマネと同じ視野でサービスを見ると、サービスの質が向上しヘルパーからもケアマネからも信頼が得られやすくなるということですね。

 

サ責の次にケアマネを狙っている方は、進んで練習しておくと良いと思います。

 

また、訪問介護サービスの利用者を取り巻く環境は、単に訪問介護や介護保険サービスだけではなく、その住まう地域全てがその方にとっての社会資源です。

 

サービス提供責任者は訪問介護サービスを提供することと同時に、その方が地域で暮らしているという概念で接することが大切です!